特別祈祷を終えて。

 十七日夜半、特別祈祷が無事結願した。

河口の方には、成就の報告、上向きな報告が沢山寄せられているという。

誠に結構なことである。

しかし、中には膠着状態の者や、芳しからぬ報告もあるという事を聞き、主宰として信徒以上に

気を引き締めて祈祷に向かわないとと、己を叱咤している処である。

 今回の成就報告の中で、今日は、一番嬉しかったものを報告したい。

46歳、岡山のNさんの成就である。

彼女は28歳の男性と不倫(彼女は独身、結婚経験は無い)無事チョコレートの日に入籍をはたした。

というのも、彼が突然にプレゼントのチョコレートと一緒に婚姻届を手渡したというのである。

二人とも諸事情で式は挙げないということで、あるので、二月十四日が結婚記念日となったのだ。

N三もよく知っていると思うが、これまで二年かかった。

Nさんも当時44歳、彼は26歳だったと思った。

18歳年齢がはなれていたが、これくらいの年齢さもものともせず数々の成就をなさしめてきた

私の事を聞きつけ、泣きついてこられたのが入信のはじまりであった。

彼の奥様は22歳、結婚3年で子供が一人、二歳だった。

 

私は尊天と挑んだ。

 

当初、五歩進んで二歩下がる表現したほうがいいような状況が進んだ。

 

Nさんときたら、尊天のお守りがあるにもかかわらず、当初はうんうんと私の云うこと、河口の云うことを聞いていたのでこれは早く成就するぞとふんでいた。

しかし、その実は表向きのいい返事と態度はいいが、心底には尊天を第一に考えるという

心が欠ける、典型的な問題児タイプであったのだ。

 はじめのうちはNさんの我侭がでて、喧嘩をしたり、彼をいびってみても、なぜか尊天様のお助けで

彼から仲直りの助け船がでたり、もう会わない位の喧嘩をしても新幹線で偶然彼と隣合わせになるなど奇跡が続いた。そのたびに私と河口は、観音の心を忘れてはいけない、感謝の心を忘れるな、成就は近い、己を変えろといい続けたが、Nさんときたら全く聞く耳を持たなかった。

一年が過ぎ、早く成就がしたい。

Nさんは野獣の如く心願にがっついた。

観音様の心はもはやそこにはなかった。私としても、どうしたものかと状況を見つめていたが、案の定ぴたりとお助けがなくなった。

ちょうど河口にNさんが何であろうか大変不満をもらしたのが契機であったと記憶している。それもそのはずである。尊天にいつも熱心に側で伝える人間、つまり尊天の代弁者のような存在にケチをつけたのだからそれは理解できる。

そんな折であった、彼からの音信がNさんに止まってしまった。調べればロサンゼルスに家族で転勤のため引越ししてしまっていたのだ。彼女は改心したいと望み、努めた。

秘法に入った。しかし、尊天のような最も恐ろしい神仏に対し、怒ることをじさない人間が、そうやすやすと変わるはずがなかった。

当然私に怒られ、怒られ、怒られた。

ある時、彼女は尊天様の信仰において、尊き教えに戻るという教えを実行し、彼の戻る功徳の足しにせんと欲した。すなわち、事故で眉毛の筋肉が動かなくなった友人Kさんを、動かすことのできるいい先生がいると誘い、私のところに縁づかせたのである。

折伏の教えを実践すれば、功徳を積むことができると私は常々説いているが、内心はKさんの面倒は見るが、改心の心が見られないNさんに憤りを感じていた。

お友達のKさんは一生懸命だった。Nさんとお友達のKさんは、非常に心がきれいな方だったのだ。この方の悩みは、実は眉毛のほかにもうひとつあった。別居中、しかも愛人と暮らす夫との復縁だったのである。しかし、Nさんに知られると笑える話だが、言いふらされるといけないとNさんの性格の鋭さに警戒し、ひたすらに伏せて、私と河口に悩みを依頼したのである。

何とKさんは三ヶ月で成就した。(夫との復縁)

彼女は何でもした。何でも。

心の愛。尊天への愛の努力をした。

その健気さに比べ、Nさんは逆行していた。私は、Nさんに教化し続けていた。その流れの中で、Nさんは、Kさんをなじった時もあったようだ。そして、ついにまたひとつの奇跡が起きた。Nさんの眉毛の筋肉が動いたのである。

この時のことを私はしっかりと覚えている。夜中の二時だった。祈祷所に入った時のことである。二時間前、確かに消したはずの右側の内ろうそくが、勝手に点いていたのである。

不思議なことに、二時間もして点け忘れていたのであれば大変なろうそくの嵩がなくなっていたはずである。しかし、そのろうそくのかさから逆算して、つい5~6分前に点いた炎だと、目算できたのだ。

私は青くなった。

(尊天の起こす奇跡はこれにとどまらないが、いつも慣れることはない。)

その時、Kさんからの電話が鳴った。電話口からは涙とも叫びともとれない歓喜の声であった。

眉毛の筋肉が動いたという奇跡の報告だったのだ。この日を契機に、この奇跡とKさんの純真たる信仰の心を見てきたNさんは変わったのである。

Nさんの秘法が、その日からものすごい勢いで回転し始めたのである。

彼はロサンゼルスから博多に転勤になり、奥さんと離婚。Nさんは18歳年下の彼と、それから半年ほどで成就したのである。

人が不思議と思う奇跡は、尊天の日常である。ただしそれを享受しようとするならば、信仰、心、尊天に対する純然たる心、ただそれ一点だけなのである。

Nさんは変わったのだ。変わったそこには、尊天信仰と共にある奇跡を感じる生活が待っていたのである。

Nさんおめでとう。本当におめでとう。今の心のあり方を忘れず、尊天と、私と、河口とこれからもずっとあろうではありませんか。

今日はNさんの話に熱が入り、心にケイラクツ持つこと、そして聖天御籤についても書こうとおもったが、いっぱいになってしまったので、そのお話は次回ということで許していただきたい。また今回、成就の途中にある方でも、Nさんのような、またKさんのような奇跡の話に触れ、いよいよ奮起なされ、共に成就に向け、聖天信仰に邁進して欲しいものである。

 

合掌

追伸 言い忘れていました。最後に今回成就された方々、心からお祝い申し上げます。個別に祝いの言葉を伝えたいと存じます。

 

 

関連記事

秘法

 被災地の信徒の皆さん。 そして、全ての教会の信徒の皆さん。   現在、福島原発の施設に電源がほぼ復旧する見通しらしい。 そして、炉心は冷却にされ、解決の目途がたったといっていい。   私が秘法をかけ […]

詳細を見る

2008-12-19 信徒様の心に打たれて

  所用に追われ、皆様のご対応があまりできていないことをまずはお詫びしたい。言葉もそうである まずは心にもっと喝をいれ祈祷だけではなく,御対応も励みたいと思っているので大目に見てほしい。 しかし、決して祈祷はと […]

詳細を見る

月輪

先日東北の大震災の鎮魂慰霊祈祷を私が個人的に執り行うという形で 行い、無事結願を迎える事が出来た。 私自身も東北の生まれなのでこの祈祷には毎年心が強く入るのも無理はない。 そんな中、仙台の信徒様で一度対面浴油にもいらっし […]

詳細を見る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です