令和参年夏の大祭 千宰様御法話

 

※令和参年愛染双身大聖歓喜天大祭(夏の大祭)に於ける

千宰様御法話を教化の為、掲載致しました。

 

 

聖天教夏の大祭、愛染双身大聖歓喜天大祭は

云わばご本尊愛染聖天様のお誕生日で御座います。

愛染大聖歓喜自在大天観世音菩薩様が

教主兆象大宰様の元へ晴れて御降臨された日を祝う

この秘法行事に於いて、特に成就者並びに功徳を頂ける方が

が多いのはそれもそのはずで

この行事を人間の生誕に例えるなら

大事な人に対し祝い事をすれば、祝われた人間は

歓びを感じ、必ず祝った人間との末永い縁を願い、また強めようと

思う、そしてそればかりか必ず、

祝って貰ったその日の喜びを、更なる喜びをもって

返そうとするもの。

簡単に言えばプレゼントの交換ですね。

慣習で云えば

暑中お見舞い、お歳暮、お年賀。

洋の東西を通せば

クリスマスやバレンタインデー、ホワイトデー

と、このように祝い合い、喜び合いながら

人と人との縁を深め合っていくやり取りは

見事に慣習として世界中のどこを探しても

其処此処に見受けられてなりません。

 

そして神仏と人間の関係に於いてもこれは

同じ事であり、尚更の事で、

このような神と人間との感謝御礼に対する神仏の功徳

のやり取りは全ての宗教に於いて古来世界中

様々な宗教行事として為されて来ました。

聖天教も年四回

まるで春夏秋冬の人間一年の生のサイクルを司る

四季を節目とし、それぞれの生の喜び今在る事を

ご本尊並びに諸尊に感謝お祝い申し上げ供養奉る事で

神仏の大歓喜を促し、功徳を対価として頂く

年四つの大祭を催して来ました。

その四つの大祭の中で

三千大世界全ての曼荼羅の主にして

八百万大小聖天の帝であらせられます。

私共聖天教のご本尊愛染大聖歓喜天様の御降臨御生誕を祝います

『愛染双身大聖歓喜天大祭』通称夏の大祭は

愛染聖天信仰に於いて、一年で最も大切であり、

聖天教最大の行事であります。

この日、この秘密供養修法大行事をもって

私達の一年のお祝いの心を受け取って下さいます

大祭の主神であられます偉大なる男天様は

正に愛染大聖天様そのものであられます

三千大世界、大自在変幻無辺の大神力の所有者で

あられる事から

この大祭に於いて、その尊い御自身を

深い篤信をもって恭殉手厚く供養お祝い奉る者には

必ずやその大神力により

余りある愛と大いなる功徳をその対価として

下賜差し出される事でしょう。

 

何故なら

双身大聖歓喜天と申しましても

やはりどこまでも

男天様こそ愛染大聖歓喜自在大天観世音菩薩様

そのもの中核であり

この三千大世界の創世始まりにおられた

お方なのですから。

全ての奇跡と功徳は男様が所有なさっていると

言っていいのです。

 

そしてその余りある愛と大いなる功徳を

無辺に下賜する事を可能とする男天様の大神力とは

世間一般の八百万大小聖天の神力では

正に纏めてかかってもそれは遠く及ばない程の

大神力である事は

信徒の皆様はもう既にお解りのはずです。

それは全てこの夏の大祭の主神であられる男天様が

三千大世界全ての神々の主神にして

八百万大小聖天の帝であるが為のその絶大な大神力

に裏付けされたものであるからです。

 

その絶大な大神力の裏付けを私達の身近に探すとすれば

それはやはり私共聖天教の教主兆象大宰様の

愛染聖天様との感応導交によって

私達の眼前に白日の元に証明されてならない

霊験の数々でしょう。

 

教主様が2月11日春の大祭御案内での

感応の予言以降

『そろそろ日本が揺れ始める』と予言された

その霊言通り

僅か2日後に福島県沖地震が発生したばかりでは

ありません。

僅か3日後にエボラウイルスが発生。

僅か8日後にタンザニアで謎の病気とコンゴでペストが発生。

そして

僅か9日目で、その霊言の内容通りに

ロシアで人類史上初めて鳥インフルエンザの人感染が発生して

しまったのです。

そして教主様の予言通り

それまでとてとても静かだった日本が

その福島県沖地震を切っ掛けに日本中突然揺れ出し

現在も日本はそこら中で地震が起こり続けていますし。

また

3月20日の春の大祭感応の予言では告知以降

その明くる日から

東日本・北日本で激しい雨土砂災害、河川増水。

東海から関東、東北を中心に春の嵐 大雨による土砂災害が発生。

2日後オーストラリアで50年に1度の豪雨ダム決壊。

その『今年はこれから九州が揺れる

また、四月以降

今年は大変早い時期から

警報並みの大雨、そして台風が頻発』

という予言通り、九州では謎の群発地震が発生し日本中を

不安にさせると

風速85メートルという観測史上最悪の台風が

発生し、

静岡では大規模な竜巻が発生。

まさかの今年四月、五月の大雨水害発生は

一般の天候予想を覆す状況となっています。

まだあります。

中国では感応の予言に加え、年頭の予言通り

まるで龍が空から降ってくるような、水害と竜巻が

発生しており、

あの軍事大国イスラエルでは

予言通り、ミサイルが着弾、それによる軍事行動は

苛烈を極め、現在も世界の話題をさらっています。

 

そして本日。

先日熊本で余りの大雨で人命まで失われてしまった事件に続き

予言通り例年よりも特に早い梅雨入りが発表されるや

現在日本の空では

過去何度も日本の人々を苦しめて来た

あの線状降水帯が渦巻きはじめ

九州をはじめ

未曽有の大雨を降らし

河川を決壊させているのです。

全てが愛染聖天様が教主兆象大宰様を通し

私共に告げられた霊言の通りになっているのです。

 

この霊験の的中率は凄まじいもので

今はお亡くなりになった世界1と云われる欧州の盲目の大霊能者も

その予言は平気で5年から30年もズレ、内容の精度に於いても

非常に曖昧です。

でも愛染聖天様による聖天教教主兆象大宰様を通して告げられる予言は

どうでしょう。

その霊言は、その発生の時期から内容の精度まで

その的中率は優に90%を軽く凌駕し、中国、韓国、東南アジアと

世界中の人々を驚かせている程、凄まじいものです。

特に大祭中に発せられます感応の予言に於いては

早ければ数時間、遅くても1、2ヶ月の間に

全てが的中発生してしまいます。

しかも教主様の感応の予言に付いては

ほぼ、はずれた事が無いのです。

しかも告知を始められてから何年もです。

 

そして大いなる霊験はこのような予言霊言だけでは

ありません。

祈祷で台風を止めたり消滅させたりした事が何度も

ありました。

信徒の皆様、思い出して下さい。

あの西日本の空を暴れまわり

沢山の人命を奪った

2018年の西日本豪雨の事を。

教主様は男天様の大神力を使い

水天を呼び出し、絶食不眠不休をもって

秘法『水天の法』で

信徒はおろか世の人々周知のもと

見事にあの巨大な線状降水帯を消し去りました。

あれは正に神の奇跡でした。

そして最近では、去年教主様の秘法以降、それまで日本中を悩ませて

いた暴風水害がピタリと止んでしまったり、

先日では史上最悪の台風2号を祈祷に於いて

日本本土上陸を防いだりもなされています。

また今年も何人もの信徒様の癌を治癒させたり

また消滅させたりと、殊に恋愛成就に関しては普通では

考えられない数々の奇跡を信徒様に授けています。

 

以上のような日本ばかりか世界に於いても類を見ない程の

霊験を教主兆象大宰様を通し、この世に実際に

顕現させ続けている御方こそ

三千大世界全ての曼荼羅の主尊にして八百万大小聖天の帝で

ありますご本尊愛染聖天様なのであって

つまり男天様なのです。

このような私達に嘘偽り無く可視化実現をもって

常にその大神力を証明し続けて下さいます

世に稀有なる生きた大神様男天様は

その大神力をもって

この至らぬ私達を一年360日(新暦365日)

僅かコンマ一秒さえも見離さず

私達を見守り、そして導いて下さっております。

その有難くも尊き男天様の一年の

『神働きの御苦労』を

私達の篤信なる供養祝いの心をもって

御礼奉る神と縁者との

非常に神聖な真心のやり取りこそ

この愛染双身大聖歓喜天大祭(夏の大祭)

なのであって、

この日、男天様は

供養祝い奉った者には、

必ずや呼応大歓喜され、その返礼として

その大神力に裏付けされた

大いなる愛と余りある功徳を

見事に下賜される事でしょう。

 

そしてそのような男天様の大いなる大神力に

裏付けされた愛染聖天様の大いなる功徳の下賜

と云えば

このような信徒様がいらっしゃいました。

その信徒様は、生まれつき足に障害のある方でした。

大祭は必ず参加される篤信な信徒様で

その方には長年好きで堪らない男性がおりました。

その男性というのも東京の大変な資産家の一人息子で

出会いはその信徒様のアルバイト先で

彼がお客さんとして来たのが切っ掛けでした。

親密になった二人は、結婚を考えるようになった

そうなのですが

しかし、この日本には未だ差別が存在しています。

その信徒様は足の障害もそうですが

ご自分の生まれた地域の

環境をとても気になさっていて

事実、その環境の事で

嫌な思いを幼い頃より沢山経験なさって

来たそうです。

 

その信徒様が彼の意向で

結婚をしたいと彼の両親に紹介された時の事です。

冷たい悲しいとはこの事です。

彼の両親は、その信徒様との結婚を猛反対し

あろうことかその信徒様に口に出すのも憚られる

差別的発現をして罵倒までしたのでした。

もちろん酷く傷付いたその信徒様に

今度は更に追い打ちを掛けるように

信じていたその彼が数日後

いきなり態度を急変させ、

別れを持ち出してきたというのです。

しかも、別れ際、両親と同じとても耐えられないような

言葉をもってその信徒様をまるで石ころのように

捨て去ったのでした。

 

その彼は誰が聞いてもとても悪い男だったのです。

 

そしてその悪行は

それだけでは終わりませんでした。

こともあろうにその男は

その信徒様を冷たい言葉で捨て去った、

その卑しい舌の根も乾かないうちに

なんということでしょう

他の女性と婚約してしまったのです。

しかもその後がもっと悪辣を極めました。

なんと他の女性と婚約したにも関わらず

未だその男を愛し

未練に泣き暮らすその信徒様に対し

男性特有の性でございましょう、

その男は、自分の性欲が増すと、

平然とその信徒様を呼び出し

ただの性欲のはけ口にするという

余りにもかわいそうな

関係をその信徒様のその純真は心を利用し

強要するようになったのです。

そのような性のはけ口を強要する関係は

月に数度、多い時は週に2,3度の時もあった

ようです。

そんな屈辱的な関係でも

その男を愛しているその信徒様は

彼と会える事に幸せを見出していたそうです。

心の美しい信徒様なのでした。

ですが、ある時

横に婚約者がいると

あからさまに分かるような電話が

その男からかかって来ると

その男は自分から性欲を満たす為の関係を強要して

いたし、連絡もその信徒様からは一切とってはいけないと

命令までしていた関係だったのに関わらず

「もう会うのはやめたい、もうしつこく電話をして

こないでくれ」そう言って一方的に電話を切った

そうなのです。

それ以来その信徒様とその男は

全く音信不通になってしまいました。

しかもその最後の電話が切られる直前

その信徒様は確かに

歓びで拍手する女性の声が聞こえたそうなのです。

その男の悪辣さが

これでもかと理解出来る電話でした。

しかしその信徒様は

それまで、どんなに性欲のはけ口にされても

その男を好きなだけに、その男と会うのが実は

楽しみでした。何故なら心から愛していたからです。

でも、その電話以来

いくら強要であっても

その信徒様にとってはささやかでとても大事な

その男との時間が消滅してしまったのでした。

 

その信徒様は完全に捨てられたのでした。

 

そしてその信徒様は、その衝撃的な電話から

4か月後、聖天教に入信なさったのです。

これだけの悲惨な状況です。

その信徒様は自殺をお考えになっていたとの事でした。

ですが状況を聞いた教主様が

「調伏しなさい。私が祈祷で復讐してあげるから」

と、そういっても

その信徒様は「彼は本当は良い人なんです」

そう言って彼の改心と奇跡の恋愛成就による

結婚ばかりを純真に望まれるばかりでした。

でも、その男が良い人であるはずがありませんでした。

何故かと言うと

その信徒様はその男に性欲のはけ口にされている

期間、ただ体を弄ばれていただけでは無いのです。

赤ちゃんまで堕胎させられていたのです。

教主様は常日頃から

「天部、特に歓喜天の縁類の天部は行者に性的な禁欲を求める。

歓喜天は尚更で、これを出来ぬものは、己ばかりか

その檀家、祈願者まで恐ろしい祟りを成す」

というのが口癖で

世にある行者という方々も皆

現代社会に生きる方々で、教主様のような

姿勢で神仏に全てを捧げる行者はまずおりません。

特に荒行を勤めたといって

勢い、威圧、共に盛んな行者様程

実は性に盛んで、その為に障礙から避けられない

方ばかりであり、

特に恐ろしい罰がくだされる聖天信仰に於いて

近年「全ての歓喜天は死んでしまった」と

囁かれるようになったのは、実は聖天様が死んでしまったの

では無く、現代に生きる行者が本当の意味で

行者である姿勢と魂を失い死んでしまったのかも

しれません。

先日大阪西成にある非常に有名な聖天寺院が詐欺にあい

20億円で売りに出さたという話にも見られるように

その事件も聞けば聞く程

つまりは、当事者も加害者も欲にまみれていた事に

気付かされるもので

どんな聖天様の大寺院であっても最近は

頼れば頼る程、状況が悪くなり厄災まで頂いてしまう

という被害報告が絶え無くなったのも

それを例に考えれば十分に理解出来る事でしょう。

 

よく私は、入信をお断りする方、もしくは

入信希望では無く『どの聖天様、または天部の

仏を頼ればいいでしょうか?』という

問い合わせが来ましたら

いつもこう答えるようにしています。

『奇跡を現実に起こす事の出来る天部の神仏に

お頼りになりたいなら、まずその行者様が

妻帯しているかを聞いてみなさい。

もしその行者様が妻帯していたら、絶対に

功徳はありません。

聖天様の行者は尚更で

絶対に妻帯者には功徳はありません。

無いばかりか祈願者にとんでもない

厄災が下りますよ。

それを目安に選んで見て下さい。

行者がどのような苦行をしているかは

それが出来ていてから後の参考にしてみて下さい』

この私のアドバイスは選定が厳しいようですが

実は至極当然の事なのです。

だってそうでしょう。

つい百年も前は

行者は結婚はしてはいけませんでした。

それだけではありません。

女人に触れる事さえいけなかったのですから。

それだけ天部の神々は行者の不浄を嫌うのです。

特に歓喜天はその利益即悉絶大なるが

故に尚更なのです。

 

では何故聖天教ばかりが、そして愛染聖天様の功徳ばかりが

澄んだ名刀のように冴えわたり

台風や線状降水帯を消滅させたり

癌を消滅させ、困難な恋愛を成就させる大奇跡を

生むのか?

何故、全ての霊言がその通り的中発生してしまうのか?

それはやはり

教主様の現代の世に在りながらも、

類まれなる大聖天愛染聖天様、

その大神を供養奉る

自己への厳しい姿勢から生まれているのでは

ないでしょうか、

正に神宿られる心身とは、極めて清浄ならねばならなく

私達からしてみても道理としてそれは解かる事ですね。

その清浄を常に厳しく自己に求められる教主様をして

初めて本当の沢山の大奇跡が生れているのです。

 

その教主様からすれば

その信徒様に対する

その男のおこなって来た態度とその心と生き方は

普通の人間より、増して憤って感じられたようで

教主様は何度もその信徒様に

「調伏しなさい」と勧めたのでした。

ですがその信徒様は

それでもその男との恋愛成就を一心に望んだのでした。

 

そして

秘法にも入られたその信徒様の状況が

成就に向けて動き出したのは

入信から4年後の事でした。

4年と云えば長いように思えますが

この方の困難な状況を考えれば

短いより長い方が良いのでした。

何故なら、かえって早い方が

『神仏との感応の基礎』が出来ていない

ばかりに、成就後に

その功徳が削げ落ちてしまう

可能性が高いからなのです。

そしてその信徒様は

恋愛成就後決して削げ落ちない

『神仏との感応の基礎』作りの実践を

誰よりなさった信徒様でした。

その信徒様の実践とは

キルト作りでした。

もちろんその信徒様は

お作法はしっかりなさる信徒様で

祈願の時間も

他の信徒様に対し

自分の心願を横に於き

毎日しっかりと参加祈願なさる方でしたが

その信徒様はそれだけではなかったのです。

教主様より開眼入魂して頂いた御仏像に

年四度の大祭の度に

手製のキルト作品を奉納し

会いたくても会えない

憎みたくても憎めない

そして愛を囁き合いたくとも叶わない

他の女の為に自分を捨てた

その男の為に

「私は彼に会えません。だから私の代わりに

このキルトと届けて下さい」

と祈ったのです。

そしてその信徒様は

「私は聖天教に入信して自信と勇気を

頂きました。その心は秘法に入れさせて頂いて

からもっと強く高まっていると思います」

そう自分を鼓舞し

自信が最も高まるそれぞれの大祭、

その開白の日を選んで、

「彼は、教主様のお御籤霊視の占断結果通り

絶対にまだ他の女性と結婚していない、

まして子供なんていないはず。私は

教主様を信じるわ」

そういう信念で

年四回だけ大祭開白の日に

彼のLINEに自分の思いを

簡単に送ったのでした。

そしてその信徒様が入信して

4年目の夏の大祭の事です。

遂にその信徒様と愛染聖天様の

素晴らしき『神仏との感応の基礎』が

完成したのでしょう。

夏の大祭と云えば男天様です。

その男天様の奇跡なる大神の功徳が

まるで今までのその信徒様の深い篤信のダムに

溜め込まれ

それがまるで堰を切ったように

その信徒様の哀れだった身の上に

大歓喜を秘めた

光の大波となって流れ現れ出でたのです。

 

そうです。

大祭の中日。

なんと、その信徒様のもとに

あの男から

復縁だけではありません。

結婚を申し込むLINEが届いたのです。

あの悪辣非道の男からです。

 

摩訶不思議でした。

なんと男は真人間になっていました。

 

それというのも

男に酷い天罰が下っていたのです。

 

その信徒様がまるでぼろ雑巾の

ようにその男に捨てられから二年後。

つまりその信徒様が入信してから

二年後の夏。

その男は両親を乗せたまま車で大事故を

起こし、

あの信徒様に罵詈雑言を放った両親は

死に、男はアクセルを踏んでいた

右足を根本から切断する大事故に巻き込まれ

いたのです。

 

男が婚約者に捨てれたのは

その事故から本当に直ぐの事でした。

 

そして驚く事に

やはり男は

教主様の霊視通り、結婚も子供も

いなかったのです。

 

足を失った男は、それからというもの

大変な苦労をしたそうです。

自分がぼろ雑巾のように捨てた

その信徒様のように

自分も婚約者から酷い扱いを受け

捨てられただけではありません。

これまで健常者として

また資産家のドラ息子として

肩に風を切って過ごして来た

男の人生は

まったく変わってしまい

その事で苦労涙する度に

男は、自分の事を純真に愛し続けて

くれた、今では同じ足に障害のある

その信徒様の事が

まるで自分の事のように心配で

そして愛おしく感じられるように

なったというのです。

 

二人は結婚した事は言うまでも

ありません。

足を失ったといっても

彼は莫大な資産を亡くなったご両親から

相続していました。

 

ですが頑張り屋で純真なその信徒様は

ただの遺産相続人として

また

足を失った事で失意に嘆いて

ばかりの人生に甘んじて良しとしては

駄目よと、彼をしっかりと支え

ご両親の事業を二人でしっかりと

受け継ぎ、このコロナ禍でも

見事な業績を上げる

幸せを今は掴み取っています。

 

私はその信徒様からの幸せの報告を頂く度に

教主様に

『調伏を掛けましたね、しかも愛染毘那耶迦明王の

あれは絶対に秘法ですね?』

そう何度も問いただすのですが

その度に教主様は

苦行により失った歯をニコリと

こちらに向けるばかりで

その真相は未だ解らず仕舞いです。

 

しかしただ一つ解る事は

その信徒様が頂いた摩訶不思議な

成就を頂いたその日は

愛染双身大聖歓喜天大祭(聖天教夏の大祭)

その大歓喜により

男天様の大功徳が大いに

私共信徒に下賜されます

有難い行事の最中だった事だったという

云う事だけでした。

 

信徒の皆様

この令和参年に行われます

聖天教最大の行事

愛染双身大聖歓喜天大祭(夏の大祭)を

共に参加修められる事で

愛染聖天様の実相正体そのもの

であられます男天様御降臨生誕のお祝いと

その一年の『神働きの御苦労』御礼供養を

なんとしても

血願者として共に果たして行こうではありませんか。

 

私は祈ります。

この大祭の大功徳が

皆様の功徳のダムに降り注ぎます事を。

その堰が切られる時はもう直ぐです。

 

 

 

 

聖天教 兆象千宰