信徒様よりこの言葉の欄でもっと尊天の勉強がしたいという声があまりにも多く私としても | |||||||||||||||||
皆様が勉強熱心なことに大変なうれしさを感じ、早速今日は精進についてお書きしたいと | |||||||||||||||||
おもっていたのだが、昨夜、夜半に不思議な出来事とともにご報告しなければいけないことが起きたので、 | |||||||||||||||||
次に書かせていただくことにしてまず今日はその事を書きたい。 | |||||||||||||||||
昨日夜半 私が大祈祷の合間休憩をとっているとそんな時間にもかかわらず来訪者があった。 | |||||||||||||||||
なんと河口さんご夫婦である。その慌てたご様子に私はとにかく上がっていただく事にした。 | |||||||||||||||||
話によると、渡米が中止になったという。 | |||||||||||||||||
旦那様にはそりが合わないというかなにかにつけて目の敵にする上司がいた。 | |||||||||||||||||
私はあまり信仰の話は職場などではいうなと彼に言っていたのだが、篤信な彼はなにかの折りに | |||||||||||||||||
そのそりの合わない上司に打ち明けており、その事をことある毎に大声で罵倒、中傷するような面も | |||||||||||||||||
あったようだ。旦那さまが渡米したいと御自分から会社に願いでられたのもその為であり、前々から | |||||||||||||||||
人間関係の安寧を私に願っておられた分、渡米という選択になってしまった結果に私としても | |||||||||||||||||
なんともしがたい別れになっていたのだ。それがなんという感慨深い出来事がおきたというのだ。 | |||||||||||||||||
その上司の方が急逝なさったのだつい四時間程前のことである。 | |||||||||||||||||
死因は心筋梗塞だったそうである。 | |||||||||||||||||
旦那さまは会社から来週正式に人事で発表されるが上司のポストと仕事を引き継ぐことを | |||||||||||||||||
先ほど告げられたそうなのである。よほど慌てていたのだろう旦那さまの靴下が左右違っておられた。 | |||||||||||||||||
不思議な事に河口様に関係する祈祷でお亡くなりになられたのはこの上司の方が初めてではない、 | |||||||||||||||||
二人目なのである。もう一人の方の話はここでは割愛するが、 | |||||||||||||||||
尊天は時々、ここまで味方になっていただけなくてもという突拍子もない | |||||||||||||||||
こちらでは考えもしていない強いお味方の仕方をなされる時がある。 | |||||||||||||||||
私にとっては何度も経験をしていることではあるし、河口さんも二回目なのだが旦那さまにとっては | |||||||||||||||||
初めての経験である。とにかく自分は人が死んでほしいとも願っていないのにこんなことになって | |||||||||||||||||
罰はあたらないかと夜半にもかかわずとんできたのである。 | |||||||||||||||||
私にとっても受付がいないということは体力的に大変なことでどうしたものかと考えていた矢先のことで | |||||||||||||||||
この事件でこれがご報告になるのだが河口さんがいままで通り受付をしてくれる事になったのである、 | |||||||||||||||||
こんな事件のお導きで尊天につくさなければ申し訳ないと旦那様からも強く頼まれたが、 | |||||||||||||||||
こちらも本当に助かった。連絡先なども度々の変更で信徒の皆様にはご迷惑をお掛けするが、 | |||||||||||||||||
どうかお許し願いたい。旦那様も申されていたがどうもこの一連の出来事は尊天の強力な導きに | |||||||||||||||||
他ならないのではないだろうかと私自身も思えてならないのである。もちろん人の死は | |||||||||||||||||
喜ぶべきことではないしご夫婦も私もそのように願ったことはない。 | |||||||||||||||||
しかしなにかの強い尊天のお考え導きがあったことは確かである。 | |||||||||||||||||
天は偉大である。その人知をこえた愛は広大無辺である。 | |||||||||||||||||
私は旦那さまに邪心のない願によって下された形をありがたく受取、あとは一切気にすることはないと | |||||||||||||||||
旦那様に尊天のお下げ物と一緒にお送りした。 | |||||||||||||||||
どうかこの出来事をただたんに河口さんが帰って来たと受け取るだけではなく | |||||||||||||||||
この不思議な出来事からそれぞれのお心の中に尊天信仰の光を見つけ映し | |||||||||||||||||
これからの信仰の糧にしてもらいたものである。 合掌 |