大祭も明日の前夜を残すのみとなったのだが
大変心配な事が発生してしまった。
西日本の水害が終わり大祭がはじまると、
それまで御本尊様に
「なんとか水害から日本を救って下さい」と祈願していた
私であったが
御本尊様は私の願いに即座に呼応され
嘘のような晴天になった。
しかし、その御力が強すぎたのか、
私の力が至らないのか、
その有難い功徳は少し度を越しているものになり
晴天を通り越して記録的な酷暑になってしまった。
水難の運命を秘法にて無理に変えてしまった影響もあるのだろうか?
我が御本尊様の、一旦お味方になるとお決めになると
力が行き過ぎてしまう側面が今回は顕著に出てしまったのだ。
そして問題は現在である。
大祭中、今度はあまりの酷暑に
大変大勢の信徒から雨乞いの祈祷を依頼された。
私も異常な暑さに同意し、秘法を修したのだが
7/19からはじめ7/25日丁度七日目の
2座目を滞りなく終わった頃
御本尊様が私に「涼しくなりなさい」と言ってくれたので
私は安心したのだが
そう言われた直後である
我が御本尊様の摩訶不思議絶大な神力が
突然台風12号となって現れるという奇跡を見た。
そしてまた奇跡が起きた。
発生当時はそのままの進路で行けば
東北地方を通過するか、日本本土に上陸しないで
それをかわすように北東であろうか、そちらに
それていくはずであった台風なのだが
私はそれではまずい、なんとかこの暑さを
涼ませてくれるだけの変化が欲しいと
懸命にそれから祈ると
また不思議な事がすぐに起きたのだ。
台風の進路が逸れ、ブ―メランのように
酷暑で苦しんだ地域すべてを潤すであろうという
現象が起きたのだ。
このように台風がもの凄い曲線を描き
進路を変えるのは
非常に珍しい現象だそうなのだが
私はまたもその不思議な現象に神の力を感じた。
台風は丁度大祭の本祈祷最後を終えた
日に本土に到達し
入月の15日を挟み、大祭最後の日と
日本を通過するという。
私は聖天教教主として、愛染聖天様を奉じ人を導く者として
この奇跡を体験し
地震、津波、水害と天変地異を自在に司るその御力に
生きている宇宙の根源的意識を感じ
一人大泣きした。この感動は今までもまたこれからも
その度に享受するものである事を知っていながらである。
雨乞いの祈祷を依頼した信徒もその時は
さぞ驚いたであろうし御本尊様の偉大な御力に
感動された事であろう。
しかしである。この度も御本尊様のお味方下さる
御力の勢力が誠に強く度を超しているようなのだ。
この台風の威力がどうも大変強すぎる事が判ってきたのだ。
涼むだけでは終わらない程の威力らしいのだ。
であるからして
ここで信徒の皆様に真剣に呼びかけたい。
台風に気を付けて欲しい。
よくお住みになる地方自治体の注意に従い
危急の時は臨機応変に避難し対応して欲しい。
また西日本豪雨の被害地域の信徒様は
どうか強くその如く行動する事を心掛けて欲しい。
また何かあったらすぐに本部に連絡を入れておいて欲しい。
この度の台風の影響を
私を先頭にして、御本尊様に
雨乞いの祈祷を殆どの信徒で祈ったものであるから
私達聖天教教団は全体として
何か一つの責任を感じずには居れないのは事実である。
それだけ我々は非日常な奇跡を御本尊の神力を通し
皆で体験してきたのだ。
世間の神仏とかかわりなくその妙智力を体感した事の
無い者に言わせれば、全く関係無い事象と言わせてしまうが
私達にとってはそれは違うし、
あからさまに既にそれはそうでは無いのだ。
だからして
この台風を起し、酷暑で苦しむ我々に
お味方するだけお味方して下さった、御本尊様の御気持ちを
有難くお汲み取りしながらも
台風による被害の少なきようを皆で祈り
乗り越えていきたいのである。
信徒の皆様にここに
教主として
そう心から呼びかけさせて頂くものとする。
合掌 聖天教教主兆象大宰
追伸
※仙台宮城を中心に東北や茨城に掛けて
大きな地震と津波が起こると御本尊様は仰っておられる。
その地域の信徒様はどうか気を付けて欲しい。
それも強く呼掛けさせて頂く。
今までも教団皆で祈ると必ず何かが起きて来た。
奈良の土砂決壊を防いだ時などもそうだが
この度の天候に対する祈祷で感じた事は
既に篤信な信徒なら共感しておられると思うが
信徒一人一人の気持ちと結束が
更に深い信仰を得て
一つになり
御本尊様の力の顕現を
更に更に大きくさせていっているように
私は思えてならない。
いやそう感じるのだ。
これが我が聖天教のどこの教団にも見る事の
出来ない不思議な力、特徴だろうと強く私は思うし
我が信徒も
そして御本尊様も
誠に得難き程の
有難き力を持っているのだなと
感動もしている。
そう思ってはいけない状況なのであろうが
私は正直そう思ってしまうのだ。