今日、大地震発生後、13日ぶりに、九州新幹線全線開通をもって
大地震に対するご祈祷を、一先ずは終了させて頂いた事を、信徒の皆様に
ここにご報告させて頂きます。
この度の熊本の大地震に及び、我々、聖天教では
沢山の篤信な信徒様の有志により、九州の大地、並びにその鳴動による
震災に遭われた方々への、人身救済の祈祷を施すに至りました。
このような災害が在る度に、我が聖天教の信徒様方は、まるで私の腰を叩き急かように
救済祈願を、即座に切望なされる、誠に、これは、世に聖天の教えを広めることを
宿世宿願、己の是として、聖天教と供に歩む私にとって、
互いに世の人々が救済し合、祈り合う姿の実現こそ、これこそ
己の成就極まった形であり、即ち、この教えを日かれ説き給う根本にある
我が御本尊様の、まさに歓喜する様とをもまざまざと感じられずにはおれず、
とてもうれしく思うし、
いつもながらではあるが、この度をもって、また信徒様方の深い慈愛の心の憐憫にふれ
感極まり、
毎夜、浴油で感じる、その憐憫の思いがまるで聖天のバン水となって
私の身を溶かしてくれているような恍惚とした、多幸感をともないながら
まるで己の三身成長の宝の水を得ているように思わずにはいられない次第であった。
我が聖天教の教えに例えると、昇華、お性根の思想の体現ともいうべきであろうか、
誠に有難い事である。
そして、このように、聖天教、我ら一体となって、お祈り申し上げた結果、
見事に、それ以降、被害を無にくいとめた。
私が、信徒の皆様に、達ての呼び掛けをさせて頂いたのも、大地震後に
九州に到来した、大雨と大風が特に恐ろしかったからである。
確か二年か、三年前、信徒の皆も知っていると思うが、予言の的中により
京都の橋が押し流された時の事を私は思い、
「土砂災害といえば、ああなってはいけん」
そう思い、信徒の皆様に呼び掛け、我が心とともに祈祷に入ったのだ、
結果、このなんたるも、不思議。
九州の方々から、沢山の御礼のメ-ルを頂き、それによらば
皆、このような奇跡、恩恵は無いと、感涙されておられた。
なんたる奇妙、摩訶不思議であろうか。
津波の時もそうであったが、
私は、祈祷を通し、本当に我ら聖天教の存念が宇宙の意思となり
一体となって、過去未来を変えていっていたような
不思議な感覚にとらわれていた、恐らく、信徒も同じ感覚にあったのではと思っている。
私はこの不思議なこの度の体験を大事にして行きたい。
この、我らが、一丸となって祈らば、我が神通の業と
御本尊の神力が、如意宝珠の力になって岩をも通すのだと達観得たからには
これからも、いよいよそうあり、そして沢山の成就の扉を供に開いていきたいそう思ったからだ。
私は、実は悲観しておった。
年頭の予言で、御本尊は、必ず大地震がくると仰った。
その後も、実は事ある事に、大地震は来ると仰る。
まさか、それが九州だとは、
実は、九州に卦が出ていたのだが
聖天からすれば、あまり、土地などの違いはあまり差違の無い小さい事なのかも
しれないが、ここに至ると、正確に導けなかった事を教主として責任を感じておったのである。
ネパ-ルの大地震を的中させた時など、しつこく、聖天様が大地震が起こると
仰るものだから、起こってみれば、聖天様のお住みになっているカイラ-山の付近であった。
「あ-、本当に聖天様がお住みになっておられるんだな」
そう感じた事も過去あった事も考えると
確かに、地震発生の二、三日前から、64番が沢山でるので、
「何故私をこのように怒るのか?」と「何が不吉なのか?」と思っていたのだ、
ネパ-ルや、台湾の地震の時のように、その聖天の発せられている、私への、信徒への
慈愛の神の言葉を私は、受け付けなかったのだ、要するに至らない極みにあったという事なのだ、
そんな、悲しい責任に満ちた気持ちを
この度の、信徒と一丸になって起こした、事蹟は、私にとって本当の救済であった。
今日、その記憶に残る、祈祷を終えたが、信徒の皆様に
心から、感謝と慰労をお伝えしたい。
また、九州の信徒の皆様、これから、まだまだ困難はありますが、供に乗り越えて行きましょう。
いつもあなた方の事を、御本尊はじめ、私、そして教えの兄弟達が、見守り、心にて応援しています。
本当に頑張って欲しい。
合掌 聖天教教主兆象大宰
追伸、
我が聖天教では、熊本、大分に沢山の信徒がありながら、信徒の親戚縁者も含め、皆無事であった。
これは確率からいっても奇跡的なお護りとしか解釈が出来ない。
中には、まるで物語のように奇跡的に命を救済され方も、いらっしゃるとの事、これは一重に我が御本尊の神力の賜物である
と私は強く思うし、信徒もそう感じていることと思う。
私を先頭に、九州の信徒様はじめ信徒の皆々様一同、この大地震に負けず、供にいよいよ信仰を深め、
日本に深く刻まれた、震災の轍を供に乗り越えて行こうではありませんか。