遂に三日間の苦行を達成することができた。
前にも書いたと思うが
私は、在家の者達に対する教えとして
特に苦行はいらないと伝えるのが常である。
だが、行者には必要かどうかと聞かれたら
即座に必要であると答える。
聖天信仰は断ち物からも解るように契約を大切にする信仰。
まして愛染聖天様なら尚更であり
その契約はたとえ悪人でさえも導いて下さるばかりか
如何なる願いも叶えて下さる稀有な大神様であらせられる。
それだけに私は苦行とは愛染聖天様への一つの契約だと考えているのである。
以前それは熱心な信徒様達は
例えば断ち物迄はいかないが御縁日の日だけは四足五辛を行っていたような感がある。
苦行三日間。
終えてみるとそこには、
真言に秘められた大いなる意味と
愛染聖天の
触れれば溶かされてしまうような眩い光。
その心に吸い込まれているのだと
只々感じ入り三昧に耽る喜び。
そして他言は禁じられたが
正に私は、その大神のお言葉、お導きを、直接聞き、授かり、多事を知り、
力を頂きました。
この力を信徒の皆様に分け与えたいと
非常に今は眠いのだがそればかり今は考えている。
信徒の皆様、
愛染聖天は仏像だけではなく
本当にこの世に存在なさっております。
合掌