今日、現在世間を騒がせている社会保険庁の職員の静岡のQさんから連絡があった。

彼女の心願は、夫と何も問題なく別れる事と昔よりの目標である司法試験への合格等であった。

状況が一進一退を繰り返していた中だったが彼女は倒れてしまったのだ。

その彼女が泣いて連絡をしてきて倒れたのは愛染聖天様のお守りだと言う。

立派な信者は決して何が起きても御本尊様が

何かを自分に語っているのだと考え不満を漏らさず付いて来るものだが、

ここまでだとさすがに私も頭をもたげ、「それは何故かね？」と聞かざる負えず。

すると彼女が答えたのは非常に感懐深い答えだった。

彼女が夫と離婚したいという心願の原因は

夫の自分への無関心と彼女があまり仕事柄

家にいないという夫の不満からの軋轢によるストレスからだった。

そして彼女が倒れたその直後、あの社会保険庁の事件が発覚、社会保険庁は大騒動になった。

本人いわく事件後だったら私は職場に居場所は無かったはずだと申すのだ。

故に今職場の人や色々な方に心から病気は大丈夫かと励まされているのも

これは愛染聖天様のお陰で、

もし事件の直後だったら休むことは、仮病であり

卑怯とみなされどう周りや世間に思われていたか解らなかったそうである。

成る程あの報道の苛烈さからみればそれは頷けよう。

だが彼女の申す愛染聖天様の功徳とはこれだけでは無かった。

それは療養中にその苛烈極まる報道を夫婦ともに

観ていた時の事である、仲が険悪になっていたはずの御主人の口から

初めて彼女を心から敬い心配する愛の言葉が発せられたというのだ。

「世間がどう言おうが君はおれが命を変えても守ってみせる。病気も全て、命を変えても看病してみせる。

　君は泣いてはいけない。いなくなってはいけない。君は僕の命より大切な人だ」

その時、彼女は自分の夫と別れたいという心願を深く恥じ

自分は、本当は夫を深く愛していた事を知ったという。

そしてその素晴らしい愛の気付きを下さったのは

確かに日本で唯一恋愛成就の大歓喜天である

愛染聖天様だからこそ導いて下さった奇跡だと心から悟ったのだというのだ。

現在彼女は病気療養中の時間を利用して

司法試験の勉強も今まで以上に出来ているそうである。

 

人は果たして己の本当の願いを知っているものだろうか？

本当の心を知っているものだろうか？

 

三千大世界全ての神々の主尊であり、八百万大小聖天の帝で

あられる愛染大聖天様のみこそが

実は私達自身の本当の願い、心を知っているのかも知れない。

 

愛染聖天信仰では古くから

 

答えが解らない時は全ての願いを聖天様に預けて

みなさいと。

 

と申すものだが

ましてその数多の聖天の帝であられる

愛染聖天様である、

その大神に心願、心を預ける事は

正に己でさえも未だ知る事の出来なかった

本当の心願、心を確かに知り得る

この世で唯一の方法なのだろう。

 

畢竟

愛染聖天様の妙智力とは

ただ叶えるだけでは無い

自分が今まで知らなかった

本当の自分。

つまり深層にある心の願い迄も叶える

誠に奥深き大神力なのである。

 

彼女は夫の深い真実の愛の言葉を聞き、愛されている事を知り。

また最大といって良い職場のトラブルを被る事を回避することが出来た。

そればかりか怪我の功名とばかりに、司法試験の勉強する時間を得た。

正に妙智力である。

恐らく彼女は全てにおいて成功するだろう。

何故なら彼女は大変篤信なる信仰を持っているからだ。

愛染聖天様をみごと味方に出来る者は全てにおいて富貴自在なのである。

 

 

合掌

　 今日はある信徒の納め切りをする。

彼はその昔、飲酒運転反対の機運が絶頂の頃、飲酒で捕まり、何故か注意だけで済むという功徳を頂いた信徒様で、もちろん社会的地位のある方なので新聞に出ても然るべき事件なのに何の記事にもならなかった。正に奇跡であった。